友人のTちゃんは代休がとれるとよく映画に誘ってくれる。
いつも突然の電話。 私はその日名古屋方面へ車で出かける用事があったので、戻ってくるとお昼過ぎになるよというと「じゃあ、豊橋はやめて豊田グランドでも1時50分にやってるからそれに行こう」と言ってきた。 それなら近くでランチも一緒にとれる。今日は都合のいいことに晩のおかずもできてるから の~んびりできる♪ 約束の12時にピッタリ間に合ってランチをしながら軽くお喋り、そしていざ映画へ。 Tちゃんがどうしても観たかった映画は「フラガール」。 「音楽がね、Mちゃん(私)の好きなジェイク・シマブクロだよ~」って、それだけで期待が高まってくるではないの。なぜならジェイクさんのウクレレを初めて聞いたときは涙が出そうなぐらいツボだったのだから。まだ私の感受性も枯渇していなかったと変な安心をさせてくれた曲でもある。 時は昭和40年。 思えばその時代に、私とTちゃんは岡山から愛知へ引越してきた。主人公の少女たちと当時の私たちとそれほど変わらない年恰好だ。 舞台は福島県いわき市。炭鉱が閉鎖されていく中での町おこし。炭鉱娘が一転、フラガールとして身を立てる話、実は実話なのだとか。理由ありダンサー演じる松雪泰子にはうっとりです。 出演者がフラダンスの特訓を受け上達していき最後に見事なダンスを披露してくれるところは「ウォーターボーイズ」にも似ているが、時代や炭鉱まちの危機的状況が影となり「フラダンス」という「光」を際立たせていて、それにジェイクさんのウクレレなのだから・・・あまり涙もろくない私もついつい涙ぐんでしまう映画だった。 さっそく松雪ファンの長女にメールを入れると「初日にいってきた」と返ってきた。なあんだ仕事が忙しいとか言いつつちゃんと観ているのね。Tちゃんもそうだけど忙しいときほど心の栄養は必要かも。 ところで、「豊田グランド」という映画館はこじんまりしていて名前からも想像できるけど古いタイプの劇場だった。平日とはいえお客は私たち含めて3人!とは・・・だけど、毛布の貸し出しなどのこまやかなサービスもあり清潔で良かった。 何よりよかったのは、すぐ裏の通りに以前から行ってみたいと思っていたガーデンミュージアム「花遊亭」があったのです。嬉しいオマケ。 そこでお茶して夕暮れのお庭をを散策し、しばし日常から離れた時間を過ごしてきました。 夕暮れ時って花の香りが強い?! 次は「プラダを着た悪魔」を見ようねと約束しました。 Tちゃんの代休がとれますように・・・
by maplemama71
| 2006-11-08 14:12
| つれづれに
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